ウォーハンマー40,000 陣営紹介:リーグ・オヴ・ヴォータン
リーグ・オヴ・ヴォータンは、ウォーハンマー40,000で最も新しい陣営だ。今回は、そんな彼らに加わる3つのデタッチメントを見ていこう。祖霊核には、どんな戦略が秘められているのだろうか?
装甲先遣隊

敏捷なサジタウルは、閥族軍の車両部隊の中核を担う存在だ。高速輸送車両であると同時に偵察車両としても機能し、重車両や歩兵部隊に先んじて戦場を駆ける。火力と少数精鋭の歩兵を前線へいち早く送り込むことは勝敗を左右する要素となる。「装甲先遣隊」デタッチメントならば「斥候6mv」アビリティによって、その展開をさらに後押ししてくれる。
サジタウルが持つ「強行輸送」ルールなら、全力移動を行った後でも搭載ユニットを降車させられる。ダイス運にも恵まれれば、第1ターンから、自軍側初期配置ゾーンから最大24mv離れた地点へ部隊を送り込むことも可能だ。前線を封じられることを嫌うアーミーにとっては、まさに悪夢のような展開となるだろう。また、斥候移動は第1ターン開始直前に行われるため、敵の配置を見たうえで、重要な偵察車両を危険な位置から退避させることも可能だ。つまり、敵の配置によって不利な状況に陥ってしまっても、立て直す手段が残されているというわけだ。
戦場で電光石火の進撃を阻む最大の障害となるのが密集特殊地形だ。ビークルは歩兵ほど容易に壁を越えて進めない。だが、もしそれができたとしたら? その答えが、この分かりやすいビークルへの強化だ。構造スキャンで突破に適した箇所を見つけ出し、木やレンガ、鉄でできた障害物さえサジタウルで突破できる。
新しいキーワード「高機動」を持つユニットは、密集特殊地形を水平方向に通り抜けて移動することができる。オルクのスクイッグホッグボゥイのような俊敏なユニットや一部のビークルに加え、超重歩行兵器も戦闘ショックのリスクと引き換えにこのアビリティを得られる。これは現在の運用に近いイメージだ。
さらに「斥候」ルールでは、バトル開始前に斥候移動を行う代わりに、そのユニットを戦略的予備戦力に配置できる。これは対戦相手にサジタウルによる不意打ちを仕掛ける絶好の手段だ。「側方装甲」なら、わずか1CPで2個のサジタウル・ユニットを送り込める。
遠見の探索者

この全周波スペクトルスキャナーは、岩陰や植生に紛れて身を潜める敵をあぶり出すのにも有効だ。キンの報復を恐れてどれほど巧妙に潜伏しようとも、その目を欺くことはできない。位置を特定された敵には、誓約団の容赦ない集中砲火が待ち受けている。
こうした先遣斥候たちは、鉱脈や資源の痕跡を捜して岩や地形を観察することに長けており、戦場の反対側にある構造物であっても弱点を即座に見抜くことができる。彼らの「侮蔑に満ちた分析」は味方にとって頼もしい支援能力であり、弱体化した壁を吹き飛ばし、その背後で不意を突かれた敵へ攻撃を叩き込むことを可能にする——わずか1CPで、だ。
ハースガード盟約団

誓約団の精鋭たるハースガードは、高度な装甲服と強力な武器を携えて戦場へ進む。その実装は、実利を重んじない敵勢力には理解すらできない代物だ。彼らは敵へ果敢に肉薄し、最も過酷な任務に身を投じる。そして敵と相対する時には往古の英雄さながらの戦いぶりを見せる。
アインヒル・ハースガードの真骨頂は至近距離での火力戦だ。全員が外骨格装甲服に少なくとも2個の銃を搭載しているため、父祖の化身の恩恵を十分に活かせる。彼らのウーンズロールのリロールを封じたければ白兵戦を挑むしかないが、それも決して賢明な選択とは言えない。
そもそも、堅牢な防御を突破して歴戦のカールを討ち取ることができたとしても、その道連れにされる可能性すらある。
もちろん、ウーンズロールの出目1をリロールするだけでは物足りないなら、「炉床の憤怒」の出番だ。距離の条件は一切ない。1CPを消費するだけで、射撃の猛威は一段と増す。父祖たちも、きっとそれを望むはずだ。
これらの新しいデタッチメントは、さまざまな組み合わせで真価を発揮する。例えば、「装甲先遣隊」は、同じく輸送車両を好んで用いる「焼印の誓約団」と相性抜群だ。一方、「ハースガード盟約団」なら、強力なユニットを1個、あるいは精鋭戦士ユニットを2個加えることで、軍勢の中核をさらに盤石なものにしてくれる。もちろん、今回紹介した3つの1DPデタッチメントをすべて組み合わせてみるのも面白い。先遣部隊が素早く戦場を切り開き、敵が体勢を崩したところで、ハースガードの強烈な一撃を叩き込む、といった戦い方も可能だ。
陣営紹介も残すところあと2つ。次回は〈帝国〉最後の陣営として帝国技術局をご紹介する。その後を飾るのはネクロンだ。2つの機械仕掛けの強豪陣営は、はたしてどのような戦いを見せてくれるのだろうか。